福田郁雄の「稼げる不動産コンサルタントになる方法」
第50回 ライフアドバイザーたれ
~人生設計のアシスタントに~
連載を始めてから一年が経ち、今回が最終回になります。これまでの連載では不動産コンサルタントの「魅力」「マインド」「営業術」「プロデュース術」「ネットワーク術」「カウンセリング術」などを伝えてきました。
資産設計、相続対策も重要ですが、その対策を打つことによってお客様その人自身、家族、周りの人々までも含めてより良い生活を送れる様にすることがゴールです。生き生きと、楽しく、明るく、元気に生活できることが最終目標で、そういう哲学を持っていないとうまくいきません。稼げる不動産コンサルタントは心底その人の生活を考えてアドバイスします。
お金を溜めこんでばかりいる人には、お金の有意義な使い方や、子や孫への贈与なども勧めます。社会的使命を感じている地主の方には、その生きがい・やりがい・使命感に応えます。例えばその地域にコンビニ・保育所が無い場合には、それらを計画し、地域住民に役立つプランにします。
団塊の世代のお客様であれば、親の相続と自分の相続も同時に考えライフプランを立てます。息子さんが相続で現金を持った途端、散財して人生がおかしくなってもまずいので、そこまで考えて対策を打ちます。相続した本人が資産に振り回されるのではなくて、資産を有効活用して人生を楽しめる様に支援します。
数値である利回りやROA分析も重要な指標ですが、それ以上にベースとしてお客様の人生設計そのものを良くすることを考えます。無理な借金をして、夜も寝られないというのは本末転倒です。そのようなタイプの人にはいくら収益性が高くなるプランがあっても、借金をさせないなどの配慮も必要です。収益性の高い、立派なビルを建てても、早死にしてしまっては意味がありません。
人生設計が立てられた上で初めて資産設計が出来ます。そのことを忘れないでください。プロとして収益性を高めるのは当然で、成功して稼ぐためにはそこまで踏み込んでいく必要があります。不動産コンサルタントはライフアドバイザーであるという意識で仕事をやって欲しいです。また、ライフアドバイザーである為には自分自身も仕事・生活・人生を楽しむ姿勢でいます。
この連載は自分自身への戒めや確認のつもりで書きました。私自身も全てが完璧に出来ている訳ではありません。むしろ出来ていないことのほうが多いと思います。この連載を通じ一人でも多くの不動産コンサルタントが世の中に誕生し、活躍し、不動産業界を盛り上げてくれれば幸いです。一年間、最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。あなたの健勝をお祈りします。