福田郁雄の「稼げる不動産コンサルタントになる方法」
第5回 当たり前のことをする
~基本マナーの徹底が仕事に反映~
「稼げる不動産コンサルタントになる方法」と聞いて、ぎょっとした方もいらっしゃるでしょう。稼げる、稼げると言って、コンサルタントはかなり儲かる仕事なのかなあ~と。残念ながら稼ぐことを目的としているのではありません。お客様に満足して頂いて、その結果得られる報酬が自分のやった仕事への評価だと考え、その評価指標の分かりやすさゆえにこの題名にしたのです。
「みんなの為」に
実は稼ぐための秘訣は、「当たり前の事を当たり前にやる」ことだと痛感しています。例えば、朝の挨拶明るく出来ていますか?挨拶は出来ていたとしても、明るく出来ていますか?挨拶の後にほんの一言でもいいから会話していますか?朝の掃除は、社員任せではなく、トップ自らやっていますか?トイレ掃除を自ら行っている社長の話を良く聞きますが、そんな会社は活気があります。トイレが汚い飲食店は流行らないと言われますが、出来ていない会社は業種に関係なく業績が良くありません。みんなが使う所だからこそ、みんなの為にきれいにするという気持ちが大切なのです。その気持ちで働くと仕事はどんどんやってきます。ところが、当り前のことは当たり前だからこそ、見落としがちになるのです。そこをきちんとすることで、仕事への態度にもつながっていくのです。
私がミサワホームに勤めていたとき、すご腕の経営者に仕えたことがありました。全国の赤字になっている販売会社を見事に黒字転換させるのです。さぞかし凄いマネージメントをしているのだろうと思いきや、その経営者の朝礼の話はワンパターンなのです。いつも、エチケット・マナーの話ばかりなのです。頭で判っていてもできないので、繰り返し、繰り返し身に付くまでエチケット・マナーの話を行なうのです。
相手の立場に立つ
エチケット・マナーが身に付くと、その精神が仕事に反映されてくるのです。資料つくりやメールのやり取りでも、相手の立場に立って分かりやすく相手の気持ちを考えながら作る習慣が出来てくるのです。明るい電話対応、外までのお見送り、時間を守る、すべて当たり前なことなのですが、社員全員に徹底されている会社は僅かです。相手の得になることをしてあげる。そこに仕事があります。「働く」とは“傍が楽になること”と聞いたことがあります。挨拶、お礼、掃除、整理整頓、時間を守る、約束を守る、嘘を言わない、これらの事は当たり前のこととして、やらなければならないと教えられてきましたが、このことは自分の為でもありますが、相手の為にやっていることなのです。当たり前のこととは、人の為に働くこと。その気持ちを持っていれば日々の言動にも表れ、仕事にもにじみ出てくるのです。