福田郁雄の「稼げる不動産コンサルタントになる方法」
第4回 こんなやりがいがあります(下)
~人生設計の“手助け”醍醐味~
夢の実現を手伝う
あるクライアントさんは私にこんな夢を熱く語ってくれました。「今の不良債務と不動産の問題が解決したら、思いっきり世界中を旅行して周るんだ。カンボジアの困っている子供達のために学校を建てるんだ。アメリカの将来性のある若い設計士を日本に招き、日本の文化や建築を学んで帰ってもらい、人脈の交流を図るんだ」と。依頼者の問題解決をお手伝いすれば、依頼者の夢の実現につながります。依頼者の夢が実現していく様子を見ていくことができることは、コンサルタントとしてこの上なく嬉しいことです。
別の資産家の奥様の話です。奥様はベーカリーショップを持つことが夢だったのです。そこで、建築した賃貸マンションの一階にオーナー自らベーカリーショップをオープンすることにしたのです。本来であれば一階は他のテナントに貸したほうが収益性は高くなるのですが、奥様の夢とあらばあえて否定はせず、ベーカリーショップを造作しました。収益性より依頼者の夢の実現のほうが優先順位は高いからです。
郊外に住むAさんは父から農地を相続した後、会社を辞め賃貸経営に専念することになりました。父の時代は有効活用をほとんどしていません。会社員の時はストレスで病を患い、けっして満足のいく生活ではありませんでした。ところが、相続後に思い切って農地を売却し、都心に収益不動産を購入して安定した収益を持つことができました。会社を辞めるときっと暇を持て余すと思っていましたが、まったく逆で、「日々やりたい事が沢山あり時間が足りません」とおっしゃっています。Aさんは暇を見つけては全国に106ヵ所ある一宮巡りをして楽しんでいます。仕事のストレスが無くなり体調が良くなったお陰で、不動産管理の仕事と趣味をメリハリ付けながら楽しんでいます。
このように多くの依頼者はそれぞれに悔いのない人生を送りたいと考えてます。資産のポートフォリオを見直すということは、同時に人生設計そのものを見直すという事になります。依頼者の行動を見ていればよく分かりますが、不動産の運用を単なるお金儲けとして捉えているのではなく、人生の過ごし方やお金の使い方が先にあり、その手段として不動産の運用があるのです。不動産コンサルタントの仕事は単なる不動産にかかわるアドバイスだけでなく、依頼者の人生設計に直接かかわることができる、極めてやりがいのある仕事なのです。