福田郁雄の「稼げる不動産コンサルタントになる方法」

第24回 量がアイデアを産む
~苦しめば苦しむほど成果~


コンサルタントの能力には問題解決力や企画力が必要とされますが、その中でもアイデアを出すという部分がキーポイントとなります。ではその優れたアイデアはどのように出せば良いのでしょうか。残念ながら腕組みをして頭の中でずーと考え、一発で優れたアイデアを出そうとしても、なかなか出てくることはありません。私はそんなときにはとにかく数を出すようにしています。その数は数個ではありません。なるだけたくさん、人には100個出しなさいと言っています。実はアイデアも量が質を育てていくのです。沢山出したアイデアをヒントにさらに組み合わせて新しいアイデアを生み出していくのです。
このアイデアを出すにもコツがあります。お勧めの方法はペンを持って紙に書き出すことです。ワードで書き出すことも良いのですが、アイデアを出すとなると、手を動かしながら、視覚で文字を追っていき、紙一杯に書き連ねていくと脳が刺激され生まれやすくなります。また、人との会話の中からもアイデアは生まれやすいのでブレーンストーミングをするのも良いでしょう。
たくさん出たアイデアの中から、有効なものを取捨選択することになりますが、私がやっている方法は、とりあえずすべてのアイデアに点数を付けるというものです。効果性を10点満点、実現可能性を5点満点で一気に採点していきます。あまり深く考える必要はありません。感覚でスピーディーに点数を付けていきます。次に点数の高いものだけをもう一度眺め、その中から最も優れたものを選ぶという手法です。一旦間口を広げ、そして今度は絞っていくということをするわけです。専門的には広げる過程を発散思考、絞り込む過程を収束思考と呼んでいます。
問題点を整理する時にも、同じ方法を使います。関心事を100項目ほど列挙していき、同じように採点します。重要度を10点満点、緊急度を5点満点で採点していきます。重要度が高く、かつ緊急度の高いものから手を打っていきます。
思いついた問題を次々に片付けるのではなく、整理して重要度の高いものから対処していくのです。
手法の紹介をしましたが、実はアイデアを出すためにもっと重要なことがあります。考えて、考えて、考えて苦しもがくことなのです。不思議なことにその後、トイレやお風呂などリラックスした場所で沸きあがってくるのです。頭の中の深くに問題意識を蓄積させて、それが急に何らかの拍子に発酵し閃きとなるのです。なお、アイデアは閃いてもすぐに忘れますので、手帳をいつも身近な所に用意し思いついたらその場でメモしてください。