福田郁雄の「稼げる不動産コンサルタントになる方法」
第2回 こんなやりがいがあります(上)
~相続で大きなチャンスを~
依頼者から「わかりました。やってみましょう。福田さんと心中するつもりですからね。」という言葉を頂く。なんと光栄かつ重みのあるお言葉でしょうか。
何億円という資産を動かすとなると、数々の方面から慎重に検討しなくてはなりません。依頼者にも相当なプレッシャーがかかります。資産家の方は日頃から不動産の事を良く勉強していますが、細かい専門的な事や全体像から見ての総合的な判断ができません。最終的には頼れるアドバイザーに答えを求めることになりますが、その受け皿が不動産コンサルタントです。
不動産コンサルティングの仕事は幅広いのですが、ここでは相続を核とした不動産コンサルティングを例にその魅力をご紹介します。
まずは資産を把握
相続コンサルティングは相続が間近に迫った緊急な依頼が多いのですが、最初にやるべきことは、総資産の把握と相続人の確定作業です。
総資産の把握は、全ての資産の価値や収益性を分析しながら、将来に残す資産、活用する資産、相続税納税用資産に色分けします。
現時点でどの位の相続税がかかるのか、その場合相続人でどのように分けるのか、債務は誰が承継するのか、納税資金をどのように手当てするのか検討します。依頼者の望みは圧倒的に節税という事が多いのですが、まずは、あらかじめ揉めないようにするために遺言書の作成を薦め、相続人が痴呆になりかけていれば、成人後見人制度のお薦めもします。
時間とも勝負
相続が起きると納税までの時間は10ヶ月と短く時間との戦いです。まずは資産税に強い税理士を紹介。相続財産と相続人を確定させ、そのうえで遺産分割協議書を作成。不動産コンサルタントが資産内容をすべて把握しているので、遺産分割協議書の案を策定する人として適しています。相続人間の思惑を考慮しながら、将来の不動産の活用や二次相続対策を念頭に入れての作業です。遺産分割協議書が整えば各種名義変更が可能です。不動産なら司法書士、金融商品ならそれぞれの会社に手続きを依頼します。次に相続税を支払うために資産の売却の準備をします。不動産コンサルタントは売却資産の査定や入札による売却の手続きを担当することができます。売却で資金を確保し、相続税の納税の申告をして完了です。言葉で書くと僅かですがこの間に膨大な交渉と作業量があります。
やり遂げたあかつきには資産家から感謝され、一生の付き合いが出来る関係になっています。大きなお金と多くの人脈を生かすダイナミックなやりがいのある仕事ではないでしょうか。