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プロから学ぶ「不動産投資術」 39

 不動産業界も「ホリエモン」のように若手経営者の威勢が良い。金融をうまく活用し、不動産金融ビジネスを急成長させている。これら不動産金融ビジネスのプレーヤーと話していると、会話は日本語ではあるものの、単語はすべて英語なので、従来の不動産業を営んできた人はチンプンカンプンである。
 アクイジション、PM、デューデリ、エクイティ、オリジネーターなどと言われても従来型の不動産業者はお手上げだ。難しい用語を聞いただけで、このビジネスに近づくことをしない。
 ちなみに、アクイジションとは物件の取得、PMとは不動産管理業務、デューデリとは物件の詳細調査、エクイティとは自己資本、オリジネーターとは物件の所有者である。簡潔な日本語に訳すと、日常、不動産の実務で行っていることと変わりはない。
 日本語に翻訳できるのに、あえて英語のまま使用しているのは何故なのだろう。うがった見方をすれば、新規参入者の排除を無意識のうちに行っているのかも知れないならば、従来の不動産業者も多少の勉強は必要かもしれないが、ドシドシこの不動産金融ビジネスの世界に入り込んでみたらよい。ファンドマネージャーやアクイジション担当者に収益不動産の仲介的業務をするのであれば、今までの知識の延長戦でできる。
 収益還元法を知り、魅力のある取得候補物件を選定して紹介するだけのことだ。もしくは、収益不動産購入者にノンリコースローンの斡旋することもできる。資金力のある不動産業者であれば、土地を購入し収益不動産を建て、入居付けを行い、収益力を確定後ファンドへ売却しても良い。そこまで出来なければ、土地の取得後、建築確認まで取り、ファンドへ売却することも可能だろう
 金融の専門的な知識がなくとも、不動産の知識を活かせばファンドとのお付き合いができる。
今、伸び盛りの不動産ファンドを取引先とすることによって、従来の不動産業者のビジネスチャンスは確実に広がる。
 とりわけ、地方都市の不動産業者はこれからがチャンスである。首都圏では不良債権の処理が一巡したが、地方はこれからだ。